日本人のうち約4,000万人が慢性頭痛を有しているとされています。
なので頭痛があることが日常化していると思います。
今ではスマホを持っているのは当たり前になってきました。
仕事でもパソコンを使い、学校でもタブレットやパソコンを使って授業を行っているところも増えていますね。
学生の頃からスマホやパソコンを使っていることで、頭痛になっている方も増えてきていると思います。
今回の記事では頭痛のことについて詳しく書いていきます。
頭痛とは?
頭痛は主に、原因となる病気がないが繰り返し起こる「一時性頭痛」と病気や怪我などが原因で起こる「二時性頭痛」に分けられます。
頭痛は、頭部にある頭皮や脳を覆う膜、脳につながる神経や血管、筋肉など様々な組織のいずれかが圧迫や炎症による刺激を受けた時に発生します。
二時性頭痛は病気や怪我そのものが頭痛の原因となりますが、原因となる病気がない一時性頭痛はどのようなメカニズムで発生するのでしょうか。
例えば、肩こりのある人に起こりやすい頭痛は、肩や首周りの筋肉が緊張し血流や神経の障害が起こることで発生します。
また、ストレスや寝過ぎ、寝不足、アルコール、姿勢、天候などから起こる頭痛もあります。
頭痛の種類
頭痛は主に3種類の頭痛に分けられます。
偏頭痛(片頭痛)、緊張型頭痛、群発性頭痛の3つになります。
それぞれ症状だったり対処法も異なるのでタイプ別に詳しくお伝えしていきます。
◎偏頭痛(片頭痛)とは?
片側のこめかみを中心にズキンズキンと脈打つような拍動性の痛みが特徴的な頭痛で、痛みが両側に起こる人もいます。
光や音にも過敏になり吐き気がともなう程の頭痛です。
ストレスやホルモンの変化、天候などさまざまなことがきっかけで起こるとされています。
他には日常生活での姿勢が悪く、身体の歪みが起こり自律神経が乱れて頭痛が起こることもあると思います。
20〜40歳代の女性に起こりやすい頭痛です。
◎緊張型頭痛とは?
後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや、頭をベルトで締めつけられているような圧迫感が起こるのが緊張型頭痛です。
時々起こる(反復性緊張型頭痛)とほぼ毎日起こるもの(慢性型頭痛)があり、片頭痛のようにズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではないです。
緊張型頭痛が起こるきっかけは大半が身体的または精神的ストレスで起こります。
例えばデスクワークなど長時間同じ姿勢で作業していることで、肩が凝り血流が悪くなって頭痛が起こる。
◎群発性頭痛とは?
片側の目の奥やこめかみに、強烈な痛みが起こる群発性頭痛。
耐えがたい激しい痛みが15分〜3時間続いたり、眼が充血したり、涙が出たりする。
一定期間、ほぼ毎日痛みに襲われるものの、その時期を過ぎれば症状は治ります。
群発性頭痛が起こる原因はまだわかっていません。
頭痛を誘発する要因としては、飲酒、不規則な睡眠、気圧の変化などがあると言われています。
群発性頭痛は女性よりも男性に多く起こる特徴で、主に20〜40歳で発症する人が多いみたいです。
頭痛になった時の対処法
頭痛が起こった時に自分でできる対処法をお伝えします。
間違った対処法をやってしまうことで頭痛が悪化してしまうケースがありますのでご注意ください。
頭痛の種類によって対処法が変わってきますので種類別に書いていきます。
◎偏頭痛(片頭痛)の対処法
1、暗い、静かな場所で横になる
偏頭痛は光の眩しさや音によって痛みが増すことがあります。
また、動くと痛みが増すので光や音を妨げて安静に過ごしましょう。
2、冷やしたり、押さえたりする
痛いところを冷やしたり圧迫することで痛みが緩和します。
3、カフェインの入った物を飲む
カフェインには血管を収縮させる働きがあるため、痛み始めにコーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を飲むと痛みが緩和することもあります。
※偏頭痛の場合はマッサージやお風呂で温めたりすることで悪化すこともありますのでご注意ください。
◎緊張型頭痛の対処法
1、マッサージやストレッチをする
デスクワーク中などに、頭の重さや肩こりを感じたら、休憩をとって首すじや肩をマッサージしたり、簡単な体操やストレッチして体全体をほぐすようにしましょう。
コリや痛みを感じるところを蒸しタオルで温めるのも効果的です。
2、適度な運動をしてストレス解消する
無理せずに毎日続けられる運動ができるのがいいですね。
ラジオ体操みたいな体全体を動かす運動も効果的で肩周り、首、背中の筋肉をリラックスさせる体操をしましょう。
体を動かす事でストレス解消にもなると思いますので、負担にならない程度に運動をしてください。
◎群発性頭痛の対処法
群発性頭痛は発作時の痛みが非常に強く、鎮痛剤では対処が難しいタイプの頭痛です。
なので自分で対処するのでは無く頭痛専門医の受診をお勧めします。
専門医を受診して頭部のMRIやCTの検査を受けるのが望ましいです。
病院での対処法として注射薬や医療用酸素の吸引などがあります。
まとめ
頭痛と言っても症状が同じでは無く、頭痛が起こる原因によって対処が変わってきます。
間違った対処をする事で悪化してしまうケースがありますので、自分は何が原因で頭痛が起こっているのかを知っておく必要があると思います。
その為に頭痛がある時は、病院などで検査をして診断してもらってください。
病院の薬で改善できるのであれば病院で治療を受ける。
整骨院や整体院などで改善できる頭痛もありますので、その場合は整骨院などで施術を受けてください。
今まで私が頭痛患者さんを施術してきた見解
群発性頭痛のような強い頭痛が起こった場合は整骨院や整体院では対処できないので病院で診てもらってください。
そうではない慢性的な緊張型頭痛、偏頭痛などは整骨院で改善することは可能です。
身体の歪みだったり、筋肉の緊張が強く出ていることで頭痛が起こっていますのでそれらを整える事で頭痛は改善します。
後は患者さんご自身の生活環境も変える必要があります。
日常の姿勢や食生活を見直しすることも大事になってきます。
1、頭痛とは?
2、頭痛の種類
3、頭痛になった時の対処法
4、まとめ